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消化器外科において、術中の不安を減らし、成功につなげるための「コツ」は解剖です。
本セミナーでは、解剖を実践に活かすために、犬の臓器を検体(豚の内臓一式)と比較しながら解説することで、外科解剖の理解を深めていただきます。
実習では、上腹部臓器(肝臓・胆嚢・胃)周囲の膜構造、各臓器との関連性を理解した上で、臓器をどう動かして、どう剥離するかといったアプローチ法や、各術式の基本手技を学んで頂きます。

講師プロフィール

藤田 淳

公財)日本小動物医療センター 外科
東京大学大学附属動物医療センター
外科系診療科 西原動物病院

ポイント

1. 各自検体1体を使い、臓器の膜構造とリンクさせた外科解剖を行います。
2. 間膜や大網などの膜構造を意識した各臓器のアプローチ法を学べます。
3. 普段お使いの手術道具(腸鉗子、サクション、バイポーラ)の有効な使い方を学べます。
4. 最新の外科手術用シーリングデバイス(OLYMPUS社製)の他、小型で一般手術に便利な吸引器(新鋭工業社製)の使い方やコツについても学べます。

講師より 開催にあたって

手術に自信を付けるにはどうすればいいでしょうか。1~2年も経験を積めば、避妊手術などで腹腔を開けたことがあると思います。腹腔内から卵巣と子宮を探し出して摘出する。これを繰り返していれば、切開、授動、血管結紮、縫合といった手術の基本手技はマスターできます。しかし、卵巣提索が短く腹腔外に出せずに苦慮したり、肥満で腸や大網に視野を遮られたりすると、途端に恐くなります。そんなとき、ここに血管がある、ここを止血しておけば大丈夫。そう自分に言い聞かせたはずです。後押ししてくれるのは、解剖の知識です。
避妊に限らず、手術に確かな自信を付けるには解剖を知ることが大切です。まずは教科書を読むことですが、本当に理解するのは知識通りの解剖を見たときではないでしょうか。とくに腹腔内は可動性のある薄い膜が臓器をつないでいます。それらは臓器を扱う上で大切でありながら教科書の写真やイラストだけでは理解しにくいものです。
今回はこうした臓器の関連に着目し、横隔膜から大網までを解説します。ここには肝臓や胆嚢、胃などがありますが、これらの手術は完全に体外に出すことができないため、手術時に観察しても理解することが難しい場所です。あえて臓器群を提供し、臓器の関連性を含めた解剖と手術を疑似体験していただきたいと思います。(藤田 淳)

プログラム ※講習内容は変更になることがございます。

座学(1.5時間)

◆総論
腹腔の膜:腹膜の連続性
◆各論
肝臓:肝葉切除に係る膜:三角間膜、小網:肝門部脈管の層構造
胆嚢・総胆管:胆嚢表面、肝臓との境界:総胆管の膵臓との関係、開口部
胃:小網、大網、膵臓など周囲構造との関連

実習 (4時間)
※各自に検体(豚の内臓一式)1体ずつお渡しして実習します。

◆肝臓
授動:三角間膜の切開、肝門部確認
切除:フィンガーフラクシャー法による実質切開、サテンスキー鉗子、ドゥベイキー鉗子
◆胆嚢
剥離:全層剥離と分層剥離/総胆管走行、開口部の確認
◆胃
剥離:大網切開、小網切開(肝門部)、膵臓との境界の切開、血管処理
切開縫合もしくは切除吻合:2通りのギャンビー縫合

概要

◆日 時 2019年1月20日(日)11:30~18:30(受付開始11:00)
◆会 場 専売ビル ホール(東京都港区芝5丁目26番30号 専売ビル8F)
※JR線 田町駅(三田口)徒歩5分 都営地下鉄三田駅(A3出口)徒歩4分

◆受講料  65,000円(税別・実習材料費込)
※受講証の発送が別途650円(税別)かかります。
◆定 員  24名

※普段お使いの器具を持参ください。
開腹手術に使用する一般器具セット(把針器、腸鉗子、止血鉗子、外科剪刀、メッツェンバームなど)
なお申込者には詳細な持参器具リストをお知らせ致します。

セミナー申込締切

2019年1月15日(火)
※定員に達し次第、受付終了とさせていただきます。

参加方法

お申込受付後、セミナー受講証をお送りいたします。セミナー当日に受講証をご持参いただき、会場受付にてご提示ください。受講証を紛失された方や、当日お持ちでない方は、セミナーを受講できませんので、予めご了承ください。

注意事項

※ お申し込み後のキャンセルや返金には応じられませんので、予めご了承ください。
※ 内容や講演順などは変更になる場合がございます。また、当日の進行具合により、予定時間が変更になる場合がございますので、予めご了承ください。
※ 講演中、写真や動画の撮影および録音は禁止させていただきます。
※ 本セミナーが災害や悪天候等により延期または中止になる場合は、セミナー前日の15:00までに弊社ホームページにてお知らせいたしますので、ご確認ください。